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居酒屋でキャンセル料を席のみ予約でも取るようになったら飲食業界は暴走する

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こんにちは、ハーマイお兄です。

 

今回は、ちょっとぶっこんだ話をしたいと思います。

私が問題視している「席のみ予約のキャンセル料」についてです。

 

 

これは実際に私の身に起こったお話です。

先日、こんなことがありました。

 

リクエスト予約の連絡【某グルメサイトにて】

 

某グルメサイトにて、とある居酒屋さんへ小規模飲み会のため、席の予約をしました。

そのグルメサイトでは、予約は一旦「リクエスト」という形で飲食店側へ送信し、それが居酒屋側でリクエストを「承認」することで予約が成立することになっています。

 

その日、グルメサイトの該当店舗には「本日の18時~20時空席有り」と記載されており、私は当日の「13時」に、「18時」から私含め計3名での予約を行いました。

 

その日は忘年会シーズン真っ盛りの12月下旬。

 

私は17:30まで仕事があったため、時折メールを確認しつつもリクエスト結果を待っていたのですが、店舗からは一向に連絡が来ず。

「リクエスト確認する必要がないほどがら空きなのかな?」、もしくは「仕込みで忙しいから承認後回しにしてるだけかな?」と軽い気持ちでいました。

客の事を考えたら、断るなら早めにしないと忘年会シーズンなのでクレーム来ますしね。

 

その際、友人には一応まだ予約確定かはわからないとは伝えた上で店の情報を伝え、その最寄駅も伝えておきました。

友人からすれば、その駅まで電車賃を払って着てもらうことになるので、なるたけ早めに確定してほしいところです。

 

まあ店舗から連絡が無くとも、グルメサイトには当日17時時点でも「18時~20時まで空席有り」という情報が残っていましたし、「忙しいからリクエスト承認だけど承認操作が面倒なだけやろ~」、と軽い気持ちでいました。

 

そして17時半退勤。

 

18時からなので、そのまま店舗のある駅へ向かって直行。

17時40分頃、その駅へ向かって移動している途中一本のメールが。。

 

「リクエスト予約が不成立となりました。」

  

・・・えぇ???

 

時刻はもう17時半を過ぎているため、友人達も既にそのお店に向かっている途中にこのメール。

 

流石に度胆を抜かれました。

 

メールに記載されていたお店からメッセージには、

「誠に残念ながら、ご希望の日時はすでに満席になっております。」

と記載されていました。

 

……これ完全に確信犯ですよね?

 

忘年会シーズンだから、後から来るかもしれない別団体客の予約を優先させるために、私たち少数メンバーを利用客の保険として扱い、

 

「やっと団体客の予約が当日入ったから、そっちを予約確定として採用したろー」って魂胆が見え見えでした。

 

完全にお客を保険商品として見ているのでしょうか。

 

正直言って納得いきません。

私は向かってしまった手前引き返せず、そのままお店へ直行し、再度確認をしました。

 

空いてるかの確認をしたところ、店長を呼びに行くスタッフさん。

「あれ?これもしかして空きがあるのかな?」

 

と淡い期待を持った矢先。

「〇〇さんですか?あー、うちもう満席なんで。リクエストも送ったはずなんですけど。笑」

 

やっぱり駄目じゃないか(憤怒)

 

私含め3人のメンバーは、近くの居酒屋を探しますが忘年会シーズン。

もうどこも予約で満席でした。

 

結局、その後はたらいまわしにされ、なんとか5店舗目で空いているお店を見つけて飲み会を開きました。

 

 

実際に体験した問題です。

いかがでしょうか?

 

居酒屋キャンセル料徴収の罠

今のお話を少し念頭に置いてた上でお話していきます。

 

居酒屋というと、今では経験の全くない芸能人でも、誰でも副業として開業を始めるほど、いともたやすく経営出来るようになりました。

 

サービス料やお通し料を多めに取るプチぼったくり居酒屋などは論外として、 

こういったお客を保険として保持し、いざとなったら吐き捨てる店舗が存在していることは事実です。

そして何よりも先程のお店は個人経営ではなく、グループ系列のチェーン居酒屋さんです。

 

グループでこのような活動をしているのかと思うとぞっとします。(該当店舗はフランチャイズかもしれませんが。)

その上、今や前日や当日キャンセルに対して「キャンセル料を徴収」するよう政府が提案しています。

 

経済産業省と業界団体が飲食店の無断キャンセル対策として、「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」を発表しています。

そこには、「席のみの予約の場合平均客単価の何割かをキャンセル料として請求できる」としています。

 

私は、コース料理を予約していて、食材を揃えていたのに当日キャンセル等された場合はその準備にかかる費用を負担すべきだと思っています。

しかし、そのキャンセル料は「席のみ予約」に対しても適用されます。

 

ハッキリ言ってこれは社会問題レベルだと思います。

「国がガイドライン作ったのだからしょうがない」とひと括りで片づけられる問題ではないと思っています。

 

最終的にはキャンセル料を利用した悪質な居酒屋店舗が絶対に現れると思っているからです。

以前にツアー旅行でキャンセル料を悪用した事件がありましたよね? 

 

 

絶対にこれは防がなければなりません。

声をあげて対抗すべきだと私は思います。

 

 

キャンセル料を法律の観点から見る

 

席の無断キャンセルは、民法第四百十五条、(損害賠償の範囲)に該当しています。

いわゆる債務不履行ってやつです。

債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも、同様とする。

参考:民法第四百十五条

 

飲食業界としては、今までやられた少人数の無断キャンセル、数十人コースの当日ドタキャン、更には席のみの予約でさえも債務不履行としてキャンセル料を請求できるようになっているので万々歳です。

 

しかし、消費者の観点としては如何でしょうか?

 

・食べ飲み放題コースの電話予約時に、キャンセル料が発生するという旨が伝えられていなかった場合なのに、キャンセル料が発生した!(まあ仕方ない)

・少人数で気軽に予約したランチコースでさえもキャンセル料を取られてしまう。(これもまあ仕方ない)

・席のみ予約しておいたものの行けなくなり、前日にキャンセルをしてもキャンセル料が請求される。(意味が分からない)

 

なぜ、食材準備の必要のない席だけ予約にキャンセル料がかかるのでしょうか?

 

これでは気持ち良く予約することも出来ません。

 

記載されているとはいえ、外食の予約なんて日常茶飯事ですし、それに対して一文一文規約を読もうとされる方の方が少数ではないでしょうか?

 

そこで、どうすればキャンセル料に関する不安を取り除くことが出来るのか。

飲食店のキャンセル料請求に対しての正しい知識によって、みなさんが安心して予約ができるようになるための情報を考察してみました。

  

ぐるナビの予約キャンセル規定

 

まず、例として大手グルメサイトの「ぐるナビ」さんでは

キャンセル時のPC画面サンプルとして「前日50%」、「当日100%」とあります。

 

https://faq.gnavi.co.jp/faq/show/1604?category_id=13&site_domain=default

 

詳しくはお店のキャンセル規定を確認することになりますが、

予約前の前提として、お店側が決して良心的なお店であるとは限りません。

例えお店の評価が★5の満点だったとしても、ガイドラインに違反する口コミの投稿は禁止され、削除されている恐れがあるからです。

 

特に該当すると思わしきガイドライン

「3.お店へ悪影響を及ぼすかつ内容の確認が困難な事象についての投稿はご遠慮ください。」

「6.個人への誹謗中傷、店舗への断定的批判、及び不適切な表現は禁止します。」

「7.お店への個人的なクレームやトラブルに関する内容はご遠慮ください。」

 この三点セットがある限り、実際にあった悪い事でも、店舗に対する良くない出来事は全てガイドラインに反していると判断し、消されてしまっているといえます。

 

ちなみに私も、以前某グルメサイトにてラーメン二郎インスパイア系のお店で店主の「実際にあった悪態」を正直に投稿したところ、数時間も経たずして消されてしまいました。

 

もちろん根も葉もないうわさを流そうとする悪意のあるユーザーによって評価が損なわれる恐れを防ぐ意味合いもあるのでしょう。

しかしネガティブな評価が消えていく以上、評価に対してはかなり甘く設定され、悪質な店でさえ「優良店」と扱われるお店がほとんどの印象です。

  

するとどうなるでしょう?

悪意のある飲食店は潰れることなく、そこに続々と客が足を運んでいき、被害に遭うのです。

 

インフルエンザに罹患した予約キャンセル事例

 

知り合いの話でこんな事例がありました。

ある男女カップルがディナー時に2名の席のみでの予約を実施。

予約したお店は年に何度も足を運んでいた行きつけのお店。

 

しかし、予約者は前日になってインフルエンザのウイルス感染をしていることが判明してしまいました。

予約者は高熱の意識朦朧の中、該当店舗に電話でキャンセルを伝えた所、

「キャンセルは出来かねます。キャンセル料は支払って頂きます」と言われたそうです。

 

たとえ何度も足を運んだお店であっても、このようなことを言われてしまえば「また行きたい」という気持ちも薄れてしまいます。

  私は、キャンセル料を明文化してしまうことで融通の利かなくなるお店が増えてしまうことが悲しいです。

それどころか、何度もいいますがキャンセル料を悪用する飲食店が必ず出てくると推測しています。

 

お店から気持ちの良いサービスをご提供頂き、それに対する代価として代金を支払う。

 

それで十分だと思うのです。

 なぜ「前日から不要となった席のみ予約」までもキャンセル料を取られてしまうのでしょうか?

 

もちろん、誠意をもって働いていらっしゃる従業員さんの方が圧倒的に多いと思います。その点にはむしろ頭が上がりません。

 新卒サラリーマンの給料はせいぜい20万円前後です。

そこから生活費を捻出するとなると、使える交際費、いわゆる飲み代はもはや4000円でも痛いです。

そのお金が、キャンセル料で何もしていなくても徴収されます。

 

確かに、店舗側からすると数十人単位での宴会コースの予約キャンセルは大痛手です。

それこそ、そういう時は然るべき処置を取ってでもキャンセル料を取るべきだと思います。

 

ただし、席のみ予約は絶対別だと個人的に思っています。

特に、前日キャンセルをされた方で当日その該当席に別のお客さんが入った場合などです。

 

そこで数人分の前日キャンセル時に発生した損害賠償とは、一体いくらなのでしょうか?

債務不履行の金額としては「席のみの予約の場合平均客単価の何割かをキャンセル料として請求できる」とあります。

(何割かってのもお店が自由に選択できます。)

 

じゃあどんな損害賠償がかかりましたか?

 

食材?掛かっていません。(注文する商品が不明な為。欠品にしてる店だって山ほどある。)

 

人件費?予約人数分、当日に席が埋まれば損失は発生しません。(そもそも翌日に営業するならその人件費は数人レベルの自分たちの為に用意されたわけではない。 )

 

人数分のお客さんが入ったのなら何の問題もないと思っています。

(数人もお客が入らない店だったらむしろ潰れるレベル笑)

 

なんだったら、

席のみ予約のキャンセル代金+当日キャンセル席に入った客の単価

が店側の収益になる構図が出来てしまいます。おかしな話です。

 

つまり何が言いたいかと言えば、前日の席のみ予約キャンセルにおいては損害なんて無いんです!

それでも席のみのキャンセル料を取られるという政府の明文化に対して私は納得していません。

 

予約者にとっては居酒屋で広いテーブル席を予約し、楽しみにしていても、

別の団体客が入ったために、勝手に席を狭いテーブル側に移動させられた事もあります。(実話)

そしてこれは残念ながら債務不履行に値しないようです。

 

また予約をするにあたって、当日の数時間前に予約を行う方が居ます。

私もその一人です。

理由は、現地に行って満席を理由に断られたくないためです。

予防線を常に張って事前準備しておきたいためです。

 

今の飲食業界では人員が全く足りず、キャパオーバーでやりくりしている店舗が大量にあります。

スタッフが足りず、飲み放題を注文してドリンクオーダーして30分以上ドリンクが届かなかった場合どうなるでしょう?

 

大抵は客側の泣き寝入りとなります。

(土下座させる利用客もいるようですが、これは論外←)

 

こういった客側の不利な事実も踏まえず、ただただ「席のみ予約」を怠ったとして、キャンセル料を徴収する店舗側の主張だけを良しとすることに対して問題視したいです。

 

結局のところ、客側・店側双方とも互いに譲らない姿勢になってきました。

これでやっとお互いが同じ土俵に立ったと言うべきなのでしょうか?

 

しかし、平等と言えど今でも客に対してサービスの悪いお店や、記載もなかったのにサービス料、席料、お通し(お通し無しはNG)という体でお金を徴収するお店は確かに存在しています。

 

そんなキャンセル料の支払いを見越した席のみ予約が可能なお店に対して、席を予約したくはありませんね。

 

 

 まとめ

如何でしたでしょうか?

今回は「居酒屋でキャンセル料を席のみ予約でも取るようになったら飲食業界は暴走する」という事を、暴走して書いてみました。

 

席のみ予約席のみ予約うるさかったですねw

ゲシュタルト崩壊しました。申し訳ない。

 

ただ、なんだか融通の利かない世の中になったなあとしみじみ感じます。

遊び然り、仕事然り、そして飲食店然り………。

 

なんだか寂しいなと思いつつ、この世の行く末を見届けていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。