涙こらえて、ハーマイお兄です。
先日、現在ニートである学校の先輩「京香さん(仮名)」と呑む機会があったので、過去の思い出話をしながらも色々聞かせて頂き、ふと物思いに耽っていたので、記事にしようと思います。
(※本人のプライバシーを考慮し、一部フェイクが含まれています。御了承ください。)
前提と概況
前提としてお話すると、私の薄い記憶では…
・京香さんは幼稚園、小学校と同じ学校だった
・中学生の時、不登校になり、不良と絡んでいる噂を聞いていた
・中学2年になった時、京香さんは学校を辞めた
私は、てっきり京香さんが悪友と付き合うようになり出して、犯罪を犯して退学させられたのだと思っていました。
しかし、私の友人が旧悪友と知り合いで、偶然そこから京香さんと繋がることになったので、一緒に飲みに行って話をすることが出来ました。
京香さんは、少し前まで池袋で水商売をしていました。
ガールズバーやキャバクラで嬢をして、No.1に輝いたこともあったそうです。
凄いと思うと同時に、それまで何があったのかを聞きました。
あの時、京香さんは居なくなった
中学校に入ってから、京香さんのご両親が離婚をしました。
京香さんは、兄との二人兄妹でしたが、両方ともお母さんの元へ引き取られます。
そこからはもう壮絶な日々。
家賃が支払えずにそれまで住んでいた家を追い出され、しばらくの間、兄妹二人きりで別の家で暮らしていたそうです。
お母さんは、週に一度たまに家に様子を見に来る程度。
初めの頃は学校へ行っていましたが、家庭環境のストレスも多く、その上クラスでも不登校気味の京香さんを悪く思う人から軽いいじめに遭ってしまいます。
それでも全く理解を示さない担任教師。
「あなたは公園で用を足して寝泊まりしてるんだっけ?」とまで言われたこともあるそうです。
我慢の限界になり、リスカなどをしてしまう京香さん。
そんな時、自分を救い出してくれたのが、兄の友人である、いわゆる「不良グループ」でした。
彼らとは、中学校は違えど常に一緒に遊んでいたそうです。
何をしていたのかは詳しく教えてもらえませんでしたが、他校の保健室までわざわざ迎えにいき、色々鬼語りをしていたようです。
それから1年程経ち、お母さんが新しい男性を連れてきます。
いわゆる愛人という状態でした。
幸い、その男性は裕福だったようで、池袋の一等地へ家族全員引っ越したようです。
新天地からの生活
その後池袋の学校に転校して通い始める京香さん。
しかし、ど田舎から上京して突然の大都会。
すぐそばには稼ぎ口も沢山あり、なんでもし放題。
愛人とも別れ、お母さんと2人で住みだした京香さん。(兄は、中卒から働き始めて出て行ったようです。)
お金が無い家庭を知っていた京香さんは、そこで中学生のうちから水商売で働くようになってしまいます。
軽いお仕事を繰り返していたようですが、ある日突然、警察に補導されてしまいます。
そして、しばらく謹慎の後、通常通り学校へ通う日々。
そして中学を卒業、その後何とか通信高校を卒業します。
しかし、悲しいことに学問をきちんと学べていません。
水商売の経験しかなかった京香さんには、事務職はおろかコンビニのアルバイトでさえ、複雑だと考え怖くて出来なかったのです。
結果、京香さんはまた水商売へと戻ってしまいます。
そしてそのまま6年程ガールズバー、キャバクラの経験を経て、No.1の嬢へと返り咲きます。
勉強もできず、悪いことばかりして褒められてこなかった京香さん。
その時取れたNo.1という勲章は、彼女にとってどれほど嬉しかったことでしょう。。
しかし、京香さんが折角手にしたのも束の間。
一緒に住んでいた、お母さんが亡くなってしまいます。
まだ50代と、大変若い御年齢でした。
京香さんは、悲しみに明け暮れ、情緒不安定に。
その後、お店でトラブルを起こしてしまい、退職します。
そして現在はニートになっています。
以上が、京香さんの軌跡です。
京香さんには、活躍できる場がそこにしかなかったんです。
それは、どう足掻いても選択肢が限られていたからです。
京香さんは、お母さんと住んでいた20万以上するマンションに今でも住んでいます。
そこがお母さんと住んだ、最後の場所だからです。
京香さんはお母さんのために、これからもあのマンションで暮らせるよう働いていくと思います。
私には、京香さんが悪い人には全くもって見えませんでした。
むしろ素直で優しい、お母さん想いの素敵な女性でした。
なんでこんな環境になってしまったのでしょうか。
環境のせいで、小さな頃から幸せな家庭で過ごすことが出来なかった京香さん。
今は自由でも、当時の傷はいつまで経っても癒えることはありません。
そんな京香さんに今後、幸せが訪れてほしいです。
私は、それを切に願っています。
まとめ
如何でしたでしょうか?
京香さんの環境も一つの人生ですが、もっと過酷な人生を歩んだ方もいらっしゃったと思います。
私は予備校に通うお金が無く、自分の奨学金で大学に通うことが凄く嫌で親を一時期恨んだことがありました。
でも、京香さんの環境を知ったら、そんな悠長なこと言っていられないです。
むしろ、親にはここまで育ててくれて感謝しなければいけません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。