こんにちは、あどけなさと可愛らしさを兼ね備えてるハーマイお兄(@new_hermioni)です。
私は、大手IT企業でシステムエンジニアをしています。(就職したいランキング上位)
歴は意外と長く、もう新人とは呼ばれない領域に入っています。
学生なら、いつかは社会人。
大人になって、やりたい仕事・やりたくない仕事どちらもやらなければなりません。
SEの新人は、独立系、メーカー系、ユーザー系、(データ系)どのSEを問わずして、始めは似たような研修を行います。
部署に配属されるまでは、どこでも似たようなスキルを持たせるようにしているのです。
その後、それぞれ配属先が決定し、業務に打ち込んでいきます。
そこで今回は、平成生まれの私自身が取り組んだ研修・業務を振り返り、今のシステムエンジニアの状況も含めて当時の悩みや葛藤などを赤裸々に書き込んでみたいと思います。
- システムエンジニアの研修で学んだ教科書は、一切アテにならない
- 暗記するのではなく、理解することの重要性
- 早いうちからQCDの意識を徹底
- 仮説を立てたコミュニケーションを重視する
- 報・連・相は嘘偽りなく答える
- まとめ
システムエンジニアの研修で学んだ教科書は、一切アテにならない
現場に配属してやってみると、実感します。
現場は研修の頃と違って、内容も雰囲気もまるで違います。
研修時に手広く学んできたアプリケーション、サーバー、データベースetc…。
役に立ったのは、自分の業務で使うほんの一部だけでした。
研修時に先輩社会人が言っていた、「勉強だけでもしといた方が良いよ~」と言っていましたが、これは使用する業務分野が分かってからの方が良かったと思います。
まあ配属決定してからでないと分からないんですけどね…。
暗記するのではなく、理解することの重要性
配属後に今まで勉強してきたやり方の中で、「語句やキーワードを暗記して覚えて、乗り越える」という手法は仕事では全く通用しません。
確かに、ITパスポートや基本情報技術者試験に受かる為に勉強しているのであれば暗記だけで合格するかもしれません。
しかし業務では話が違います。
何故このような仕組みになっているのかというロジックをきちんと理解しておかないと業務でミスが生じます。
私は、この「理解すること」に大変苦悩したと思っています。
だって勉強して復習して理解したと思っているはずなのに、「アウトプットが出来ていなかった」のですから。
アウトプットが出来ていない、即ちそれは理解できていないんです。
正直新人のうちに「理解すること」はとても難しいと思います。
何年経っても、自分に「理解したのか?」と問いただしても、的確に答えられる自信は無いです。
まずは業務を覚えるのではなく、理解することに努めましょう!
早いうちからQCDの意識を徹底
QCDという言葉をご存知でしょうか?
製造業の分野ではよく使われますがSEも非常に重要な視点です。
Quality=品質、Cost=コスト、Delivery=納期 の略です。
この意識を持つことは後々非常に重要になります。
新人のうちはプロジェクトに入ったとしてもほとんどメイン業務は与えられず、しばらくの間は先輩の持っている仕事の補佐程度の業務を担当します。
先輩が全て熟知している内容ですから、それを自分なりに進めてみて、与えられた業務は最低限こなせるようにしつつ、「どう効率化すればいいか」、「どうすればミスを減らせるか」といったことを考えながら取り込めればベストでしょう!
仮説を立てたコミュニケーションを重視する
とはいえ慣れない業務のため、新人のうちは理解することやQCDの意識をするのは業務に慣れてからになります。
それまでの間は、「仮説を立てたコミュニケーションの重視」と、「報連相を正直に、嘘をつかないこと」を徹底してください。
ここを誤魔化して生きていくと、将来本当にただの「ホラ吹き野郎」になります。
コミュニケーションは、社員の中には、優しく声を掛けてくれる先輩社員もいれば、滅多に話しかけてこない先輩社員、常にイライラして怒りっぽい先輩社員、と様々です。
怒られた先輩社員に話さないといけないことだってあります。
本当に話しかけに行くのは気まずいと思います。
そりゃそうですよね。
学生時代は、自分の好きな人と好きな分だけ絡んでおけば良かったのですから。
でも、仕事となると残念ながらそうはいきません。
担当する仕事内容によって、特定の先輩社員に聞かないと分からないことだってあります。
その時はもう、「どーせ仕事だしい~」と覚悟を決めて話しかけてください。
ただ話すときも、「これ全部分からないんです~」と言うのではなく、自分できちんと仮説を立て、「これは〇〇だから〇〇だと思ってるんですけど、合ってますか?」といった聞き方をすると相手に伝わりやすいでしょう。
そこで、聞いてみてもし間違っていれば「そうなんや」と納得すれば良いですし、
合っていれば「合ってるやん」と自分を褒めてあげれば良いだけの事です。
深く考える必要はまったくありません。自分なりに仮説を立てて話しかけてみてください。
報・連・相は嘘偽りなく答える
報告、連絡、相談を行う際は、嘘をつくことはもちろん、変な言い回しもNGです。
正直に、あったこと事実を説明してください。
それが、たとえ自分に非があって、怒られる可能性があったとしてもです。
全て伝えることが報連相です。
私の会社で、実際ホラを吹く先輩社員が実在していました。
「完了した」と言っていた業務が、終わっていなかったのです。
後に、お客様の本番環境に異常をきたして大迷惑。結果ホラ先輩は異動。
数年後会社を辞めました。。。
実は、怒られることはそれほど怖いことではありません。(いや怖いけどね)
むしろ、それを偽って放置して、後でわかった時の信用の失いの方がよっぽど怖いです。
余談ですが、システムエンジニアという職業病のせいなのか、私が今まで出会ってきた人達の元々の性格がそうなのかは分かりませんが、
システムエンジニアの職種で働く人達は、人の話した情報が「嘘」か「本当」かをとても重要視しているように感じます。
ちょっとした業務やプライベートの話をするだけでも「それ本当?」、「ホンマに?」といったような返しが来ることがちょくちょくあります。
事実があって、初めて次のフェーズに進めるといった考え方なのでしょうね。
地獄のミサワでもあったフレーズ、「それどこ情報?どこ情報よ~?」という言葉は、意外とSEから生まれたのかもしれませんね。
また、驚くほどにみんな「論理的思考」を持ち合わせています。
ただの趣味や、エピソードの話をしていく中でも矛盾が少しでも生じてしまえば、
「なんでそこ〇〇なん?」と言ったような疑問文が飛んできます。
(ここが私のSE嫌いな部分でもあるのですが…。)
本来、ここは「伝えたい重要な部分」だけにフォーカスを当てて話をしていけばいいと思うのですが、
完璧な先輩社員ほど、そこいる!?という細かな情報にフォーカスを当てて疑問を呈してきます。
そのため報・連・相については、きちんと論理的な組み立てをし、細かい所まで嘘偽りのないよう注意しながら行っていけば、先輩社員に一目置かれるような存在になれるでしょう。
まとめ
まとまってません。まだまだ全然話しきれませんでした。笑
何気なく書き連ねていましたが、もう3100文字を超えています。
まとめとして伝えたいことは、
新人のうちであれば
・仮説を立てたコミュニケーションを重視する、
・報・連・相は嘘偽りなく答える
この2点を重視すれば、配属先の職場でも活躍できると思います!
そして業務に慣れてきたら
・業務を理解する
・QCDを意識する
ここを重視してみてください。
一つの指標として参考にしてもらえれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。