どうも、制服の胸のボタンを下級生たちにねだられなかった者です。
わたくし、恥ずかしながら2022年の暮れ頃に初めて「斉藤由貴」さんを知り、「卒業」という曲を聞きました。
FNS歌謡祭だったかな?斉藤由貴さんがライブ披露する形で聞きました。
聞いてるうちに、歌詞がどうも不思議になり・・・
卒業式で泣かず、他で取っておきたい...?
確かに親の死別とか、辛いこと沢山あるから取っておくのも分かるよ...とか勝手に思ってました。
ただ、気になったのでフルで聞いてみました。
なんか泣きました。笑
という訳で、センター試験で現代文95点取った私がこの歌詞の意味を解釈しながら感想をメモしていこうと思います。(数Bは15点)
斉藤由貴の卒業の意味を考えてしてみた
制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ頭かきながら逃げるのね 本当は嬉しいくせして
主人公女の子の気になるお相手はとにかくモテモテの男の子。
頭かいてるあたりシャイなあんちくしょーなのでしょう。
人気ない午後の教室で 机にイニシャル掘るあなた
やめて想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた
そんな男の子は、女の子とのイニシャルを机にガッツリ彫ってるあたり、
女の子の事を気になっている存在ではあるみたい。
そして女の子も心だけにして!と呟いているあたり、女の子もまた然りね。
離れても電話するよと 小指差し出して言うけど
守れそうにない約束はしない方がいい ごめんね
「離れても電話するよ。」
これは男の子の精一杯の愛情表現だったのでしょう。シャイなんで。
でも女の子はそれを断っているあたりもう先んじて、悟ってしまってるんだなと。
セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい
だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない
「セーラーの薄いスカーフで止まった時間を結ぶ」。ココお洒落過ぎません?←
でも、東京でモテモテすぎてどうせヤリ○ンと化す男に私は見合わない。と。
勇気出して告白もできやしないのだろう…(歌詞には無いけれど)。
男の恋心は東京という750万人もの他の女と心変わりしていく。
移り変わっていく心を止めることは決して出来ないんですね...。
それを女の子は分かっていながら、変わらないで!という事はいえない様子。
まあもし山田涼介みたいな男の子だったら、ビックになるって予感出来るし声を掛けるなんて烏滸がましいって思うのかもね…。
あーでも昭和だったら風間トオルみたいな人のイメ―ジか←
あぁ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう
でももっと哀しい瞬間に 涙は取っておきたいの
これはどの瞬間かというのは、なんとなーくは分かるものの、確信にはならない。
ので、ここの解釈は最後に持っていきます。
席順が変わりあなたの 隣の娘にさえ妬(や)いたわ
いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏ではしゃいだ
席順はジェラシーがあるくらい、彼の事が好きなのでしょう。
髪引っ張られたりしたけど、それが自分に触ってくれたと逆に喜ぶ女の子。
思い出の1つでもあるのでしょうが、なんだかココがよく分からない。現代との差かな?
昔は体罰上等だったから?・・・←
これはゆとり以降の人とは感覚がちがうのかもしれないけど、
男の子をモテモテのキムタクみたいな人と喩えて、
そいつが髪を引っ張ってきたら、、、今でも嬉しいと思ってしまうのだろうか…。
駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね
反対のホームに立つ二人 時の電車が今引き裂いた
遠い道のりを黙って歩いて、
両側のホームに立った時、電車が横切ることと恋心が引き裂かれた事を表してるのでしょうけど、
この表現は秀逸過ぎる。秀逸すぎるよ...
デート失敗した帰りでのあるある探検隊ですわ…(笑)
あぁ卒業しても友だちね それは嘘ではないけれど
でも過ぎる季節に流されて 逢えない事も知っている
この全てを知ってる、悟ってます感を出した歌詞って後になってからゆっくり、ゆっくりと実感が湧くんですよね。みんな。
私なんて十年以上経ってから、やっと学校のクラスメイトの大切さを知った位ですからね笑
この遭えないんでしょどうせっていう言葉は皮肉なのではなくて、事実なんですよね。
お互いが合意しない限りは絶対に事実になる。
つまり、この女の子はあの頃の男の子に興味があったわけで、10年経ってから「遊ぼうよ~ニヤニヤ」みたいな東京へ行って変わり果てたヤリ○ンとは、もう会うつもりも無いのでしょう。
あぁ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう
でももっと哀しい瞬間に 涙は取っておきたいの
ここでラストに来ました。哀しい瞬間とはなんだったのか。
つまり、男女のすれ違いは卒業よりも哀しいんだよ!
青春コンプは何よりも哀しいんだぉぉぉぉぉぉおお!!!!
分かれよドテチン!!!!!
昔の曲の笛や木琴パートが割と好き
それにしても、この時代の笛とか、ポコポコ木琴みたいな楽器使ってる曲好きなんですよね。
1980年代のドラえもんのうたとか、パジャマじゃまだとかもこの頃かな?好き。
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ちなみに卒業イントロのテレレレレンテレレレレン~🎵って木琴みたいな音は、
学校のチャイムを意識した音なんだそう。
オサレですわあ~
斉藤由貴/卒業 | ||||
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松本隆さんという最強作詞家を知る
うーん調べたらどうやら松本隆さんという作詞家らしいのですが、、
なるほど、赤いスイートピーを作詞された方でしたか。。
私が好きな曲の昭和曲の1つなので、やっぱりこの卒業も好きになってしてまうのだなーとしみじみ。
売れる曲というのはメロディが満点のも売れるけど、メロディ微妙でも歌詞で売れる曲がある。
後者は個人的にめちゃくちゃすげぇと思う。
正直、○男さんの曲なんて前者だもんね…。
飛行機の窓から見下ろした知らない街の夜景みたいな感じやね!
悲しみよこんにちはも好きです。
もう少し早く生まれていたら、斉藤由貴さんオタクになっていたでしょう。
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どうもありがとうございました。