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中学からの大親友を女一人によって失った話【微エロ注意?】

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真実を探すのはたやすいが、受け入れるのは難しい

"Searching for the truth is easy. Accepting the truth is hard."

 

こんにちは、ハーマイお兄です。

 

 

以前、お話した「彼女の家に行ったら知らない男が立ってた話」が意外にも周りから好評価だったので、

今回はボケ要素はやや少ない「ある女性一人によって大親友を失った話」をしたいと思います。

今回は割とシリアス要素と微エロ要素があるので、苦手な方はあまりオススメしません。

今回も事実に基づいているので面白くもなんともないのですが、本人のプライバシーを考慮して一部ぼかします。

 

前作まだ見ていない方はこちらからどうぞ。

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ではお話しましょう。

ちなみに、どちゃくそ長いです。(約10000文字)

 

 

 

中学からの大親友「よしのり」

 私には、中学時代からずっと一緒で話も合う大親友が居ました。

そいつはとにかく皆を笑わせることが得意で、面白くて、クラスの人気者のようなムードメーカー的存在でした。

 

高校時代はそれぞれ別の学校へ進みましたが、それからも複数人で会うことが度々あり、友人の少ない私にとってはかけがえのない大親友の一人でした。

彼の名を、仮に「よしのり」としておきます。

 

私が大学に進んだとき、よしのりは特殊な仕事に就きました。

 給料がとてつもなく高額なお仕事です。

 

それから、徐々に彼の性格が変わっていきました。

 

面白さは変わらないのですが、女癖が本当に悪いのです。

面白かった分、女性にもモテます。その上高収入。モテないわけがない。

 

芸能界もそうなんでしょうか、この高収入さは、人を変えてしまうんですね…。

 

よしのりはその後車を購入。外国車の大きなSUVでした。

女遊びの噂が絶えないよしのりでしたが、本人に話を聞いてみると

「彼女いるし、友達としか遊んだりしないよ」と豪語。

始めの頃の私は、それをずっと信頼していました。

 

そして、私が実家に帰省して暇だったある日の午後、よしのりからLINEが来ました。

「今日友達と飲みに行くんだけど、一緒に行かない?」

 

友達は私の知らない人だったのですが、実家で親もいなくて暇だった私は即快諾。

夕方からよしのりの外車に乗り込んで出発しました。

 

お兄「どこに行くん?」

よしのり「千葉だよ」

お兄「友達はどこから?」

よしのり「横浜だったかな?めちゃめちゃ酒強い子だよw」

 

なんと、横浜の女友達を千葉へ呼ぶとのこと。

なんとまあ凄い…というかそれを承諾した友達も凄い。笑

 

お兄「俺めっちゃ人見知りやけど平気かな?」

よしのり「全然余裕よwめっちゃ話しやすい子だから笑」

お兄「その人はどこに住んでるんや?」

よしのり「確かお前も住んでたよな?溝の口だよw」

 

私は溝の口に数年住んでいたのですが、友達も溝の口に住んでいるとの事でテンションが上がりました。

やっぱり共通点があると、話してみたいことも増えるし嬉しくなりますよね。

 

実家から千葉までは、高速に乗っても1時間半ほど掛かります。

同じ千葉県のくせにかなり遠いです。

その上、渋滞などもあって2時間くらいかかりました。

 

でも私はよしのりと久々の再会でとても嬉しく、他愛も無い話をしながらドライブがてら千葉まで運転してもらっていました。

 

そして夜の8時を回ったころ、友達と合流します。

駅についたということで、車をパーキングに停め、駅まで向かいました。

 

 

 

女性ひとみさんとの合流

駅まで行くと、そこには、身長170cmくらいのスレンダーな女性が立っていました。

仮に「ひとみ」さんとします。

 

なんか初めての対面って、本当に緊張してしまいますよね。

話に聞いてただけなので、本当に緊張してしまいました。

 

 

でもよしのりのグイグイ進めてくれるお蔭で、無事居酒屋を見つけることができ、一休みして話に集中することができました。

 

居酒屋でのヒトトキ

 

そこで色々と話をするのですが、ひとみさんが全くと言っていいほど話に入ってきてくれないのです。

それどころか、クスリとも笑わず、電子たばこをプカプカさせています。

 

よしのりと私のコンビ芸となると、大抵のグループ内では話してて笑ってくれるはずなのですが、食いつかないw

おかしい、ノリとタイミングは合っているはず。ボケと突っ込みの内容もそこそこのクオリティやったはず……過去の実績もそれなりにある。

私は変な事を言ったのか、むしろ申し訳ない気持ちも少し出ていました。

 

よしのりがトイレに行っている間、気まずい女性と私。

私はすかさず、無い知恵を絞って住んでいる所の話を切り出しました。

 

お兄「あ、そういえば溝の口に住んでるんだっけ!?俺も昔住んでてさあー」

ひとみ「住んでない。勤務しているだけ。」

 

お兄「ああああー、そそおなんや!どこに住んでるの?」

ひとみ「茅ヶ崎。」

 

全くの対象範囲外でした。笑

茅ヶ崎は行ったことも無いし、情報皆無で訳がわかりません。

 

そこへ戻ってくるよしのり。

 

お兄「ひとみさん溝の口住んでないってよー?」

よしのり「あーwわりいわりい。」

ひとみ「よしくん人の話全然聞かないから。」

 

なんか、怒ってるひとみさん。気難しいのか?謎が深まるばかり。

そして、良く考えたらお酒に強いと言いつつ、カクテルしか飲んでいないひとみさん

 

よしのり「ひとみ今日は調子悪いみたいでww」

ひとみ「前回のことがあったから嫌なの。」

お兄「・・・前回?」

 

なんでも前回、よしのりにウーロンハイを飲まされすぎてその場で戻してしまったのだとか…。

一女性にとってはなかなかのショッキングな出来事でしょう…。

 

よしのり「まあ、気にしなくて良いから飲めよww」

 

言われて、少し強めのお酒を飲みだすひとみさん。

暫く話して、2時間くらいでその場を出ることに。

 

私は1万円ちょうど持ってきていたので、よしのりと二人で割り勘して1万ほどの会計を済ませました。

 

その後次のお店へ。

 

外国人バーでよしのり本性現る。

続いてのお店へ行く途中、ひとみさんが聞いていた話しやすい子、よりもやけに無言続きで、めっちゃ話しづらい子だったので、よしのりにそっと相うちしていました。

 

お兄「よしのりさ、あの子本当に大丈夫かよ、何かあったんか?」

よしのり「大丈夫、前吐いたからあんま飲みたくないだけっしょ」

 

そんな感じで、よしのり行きつけのバーに到着。

店内はブルーライトで照らされて大音量BGMが流れ、かなりお洒落。

カウンターがあり、スナックのように2人の女性が色んな人の席の隣に座ってサポートしていました。

 

更には身の丈2mはあろうかという大男の黒人さんがボディガード?ウェイトレス?をされており、中々異様な光景でめっちゃテンパりました。

 

そこで、とりあえず店内の女性スタッフと、私たち3人で2件目の乾杯!

 

バーでは、普通のお酒以外にも、アレンジを食えた甘口なカクテル「パラダイス」というお酒が有りました。ジンベースみたいですね。

量があまり多くないので、それを皆でとりあえず一気飲み。

 

私は強くないので1件目と併せてそろそろキツイかなあ…とか思っていると、出来上がり始めたよしのりが酔った勢いで、隣の金髪でグラサンをしたイカついお客に絡みだしました。笑

 

「上手く収まれば良いけどやべーなこいつ…」とか思いながらボヤ~っとしていると、

なんとそのお客さんをこっちのテーブルに引き込んできました。笑

 

そして何故かそのイカツイお兄さんとも一緒に飲むことに。

その人はトラックの運転手で、いかにも喧嘩っぱやそうな兄ちゃんて感じでした。

 

その金髪兄ちゃんを交え、私とよしのり交えて3人で語り合うことに。

ちなみにその頃にはひとみさんはソファーでぐったりされていました。割と飲んだし無理もない。

 

途中それぞれどんな人か話そうって事になり、何故か私は「ゲーセンに常駐しているレーシングゲームをやっていそうな人」という酷い扱いを受け、

あだ名が「イニD」になりました。呼びやすっ

 

そこから色々話を一通りした後、金髪にーちゃんは離れ、よしのりは黒人とダーツバトルをし始め、私はぼんやりとそのダーツを見ながら飲んでいました。

 

途中ひとみさんをちらっと見ると、ひとみさんは退屈そうに携帯を弄っていました。

 

ひとみさんの様態の変化

 

酔いが回ってきた私はトイレへ行き、そこで少しぼんやりと酔いが落ち着くのを待っていました。

そして、元いたテーブルに戻ると、なんだかひとみさんの様子がおかしかったのです。

私は目が悪い上に室内が暗かったので一瞬分からなかったのですが、

ひとみさんを良く見てみると、なんと「号泣」しているのです。

 

それも、シクシク泣いているのではありません。BGMにかき消されてはいましたが、ウワンウワンとマジで泣いているのです!!!!

 

えぇ!!!なんやこれ!!となり、

よしのりを見るも、よしのりは今度は別のテーブルで別の女性と肩を組んでいました。なんでやねん!!!

 

もう訳が分からなくなり、とりあえず外に出よう!と、ひとみさんを呼び、

ビルの非常階段側に出て、気分を落ち着かせ、話を聞くことに…。

 

ひとみさんの真実

ひとみさんはとぎれとぎれになりながらも、ゆっくりと話をしてくれました。

 

まずひとみさんは、よしのりの「ただの女友達」ではありませんでした。

マッチングサイトで知り合い、一緒にドライブを楽しんでいたものの、初日の夜に酔った勢いで無理やり襲われたのだそうです。。。

 

ひとみさんはお金が無いので、とりあえず飯を奢ってくれるよしのりさんの元へ赴き、その度に犯されてしまうひとみさん。

 

そうしていくうちに、気付けばよしのりさんの事が好きになっていたとの事。

 

だけど、よしのりさんに告白をしたものの「もう少し遊んでいたいから」と頑なに断られてしまっていたようです。

 

ひとみさんはこのセフレ関係を断ち切ろう断ち切ろうとしつつも、よしのりの事を想うと断ち切ることができず。

今回、会うのを辞めるかハッキリさせるために、はるばる千葉まで来たのだそうです。

そして泣いていたのは、よしのりが別の女性にも平気で口説こうとする、そんないつもと変わり果てた姿を見て、号泣していたようです。

 

私は、大親友から聞かされていた話が全く違っていたショックと、よしのりが噂には聞いていたけどそんなことまでしていたのかというショックで正直かなり落ち込みました。

 

当時の私には、「彼女の事が大好きな一途なよしのり」というイメージしかありませんでしたから。

過去の彼女の話で盛り上がったりはしても、こんな事情になっていたとは知らず、衝撃的でした。

 

とりあえず、私は泣いているひとみさんを30分程あらゆる手を使って慰め続けました。

よしのりは良い奴なんだけど、そういう所があって少し未熟な部分もあるんだよという事。

自分の馬鹿な話とかしくじった話をしくじり先生如く、恋愛とは何かみたいなことを未熟なくせに語り尽くしました。

一人であんなに喋ったのいつ振りだろう。笑

暫くしてひとみさんは泣き止み、その表情は少し笑顔になってくれました。

 

本当にやりきった、達成感がありました。(そっと1000円札をポケットに突っ込みましたw)

 

落ち着いたところでよし、じゃあ戻ろうかと。

2人バーに戻ります。

 

よしのりへの不信感とダウン

バーに戻る途中 、よしのりに絶対の信頼をしていた私は疑心暗鬼になっていました。

親友の俺に嘘をついていたってことは、他にも何か隠しているんじゃないだろうか…これ以上揉め事がおきなければいいけど…。

 

バーに戻ると、よしのりはテーブルに伏せて完全に寝ていました。

完全なるダウンです。白く燃え尽きていました。

 

えぇ!と思っていると、黒人が「閉店ダカラ、アイツもう駄目ダカラ」と私に伝票を渡してきました。

見ると、、、「2万4000円….......................!!!」

学生ではありませんが、普通のバーで酒だけ飲んで3人で1万円超えたのは生まれて初めてです。

 

伝票内容を良く見てみると、私たち以外にも、金髪のにーちゃんや、別の女性など、多くの人にお酒を奢っていました。

そういえばさっき別の女性を交えて集団で乾杯していたシーン。

あれあいつが全員分奢っていたのか…洒落にならんな笑

 

と思いつついざ支払しようとすると、なんと、足りません!w

1次会で財布の中は5000円ほどしかありませんでした。

 

仕方なく、よしのりからお財布を拝借し、そこから私の有り金全てと合算した額を清算しました。

そして、文字通りよしのりを肩に担ぎ、外に運び出します。

よしのりは何も言わずトボトボ進み、退店。

 

ぐったりして青いポリバケツの上にすっぽりとはまるヨシノリ。

時刻は0時を周り、終電も過ぎてしまっていたため、漫画喫茶は無いかと地図で調べます。

しかし、その周辺には漫画喫茶がありませんでした。

あるのは、数件の「ラブホテル」のみ。。

 

もうしゃーない!そこで寝よう!

 

よしのりを見ると、青いポリバケツの上にハマったまま寝ていました。強い。

 ダウンよしのり、ひとみ、ラブホテルへ

そのままよしのりを担ぎながらひとみさんも連れてラブホテルへ。。

しかし、一件目が満室…。

 

仕方なく二件目まで少し歩きます。

よしのりはかなり限界に達していて、足ももう歩け無さそう。

 

なんとか二件目に到着。お金を支払って鍵を貰います。(よしのりスマン....)

そして部屋に入ります。

部屋に入った途端、よしのりは文字通りのバタンキューでした。

ベッドに乗った瞬間いびきをかいた人を初めてみました。うつ伏せで。

まあ一連の騒動があったけれども、やっと一息出来る…。

と思ったのも束の間。

 

ホテルスタッフからコールが鳴り響きます。

 

お兄「なんでしょうか?」

スタッフ「申し訳御座いませんが、3名でのご入室はお断りしております。」

お兄「じゃあ部屋から出て行けってことですか?もう泊まる処が無いんですけど。」

スタッフ「お一人、別の部屋を借りて頂ければ問題ございません。」

 

なんというスタッフ。要は3人で入るなら2部屋分のお金を払えと…。

当時確か土曜日で、普通に料金も18000円程度掛かったと思います。。。いや高いやろー。

しかし、よしのりは既に爆睡状態。彼は一度寝ると何しても起きないタイプです。

もう背に腹は代えられない。

私はもうキレ気味でお金を支払いに行きました。よしのりの財布を握りしめて←

 

そして別部屋を借りましたが、さて誰が行く…?

ひとみさん一人?それとも俺?それとも俺とひとみさん…??何通りあるんだ??

 

よしのりは思いっきり寝ているけど、急性アル中とかになったりでもしたら心配だ…。

でも、ひとみさんはなんだか寂しそうだ。 

よしのりの体調が心配ですが、ひとみさんの想う気持ちを無下にも出来ません。

 

私は、一人で別部屋に行くことを望みました。

 一人ぼっちの夜

 

荷物を持って、ひとみさんに「ほな、また明日。」と。

その去る勇姿は死に際にナッパから悟飯を体で守った時のピッコロのように見えたことでしょう。

 

 

好きな人がいる部屋に、二人一つの空間を作ってあげた私をなんと呼べばいいのでしょうか。

私はかなり重要な役目を担い、自然の摂理に沿ったのではないかと自負していました。

それはそれは、色づいた鳥たちの羽ばたきのように、錆付いて止まっていたこの世界に朝を渡すように、そっと、二人きりにしてさしあげたのです。

 

 

そのまま、私は別の階、別の番号の部屋にて一人でシャワーを浴び、一人で何故かラブホで見られた映画「ピノキオ」を見ながら寝ようとしました。(マジです)

 

でも、寝床にはついているのですが、結局一睡も出来ませんでした

 

ただ飲みに来ただけなのに……

なんで私が生まれて初めてラブホテルで一人寝なければならないのか……

なんで私が生まれて初めて「ピノキオ」を最後までラブホテルで見なければならないのか……

こんなことを考えていると、聖職者のような心だった自分はだんだんただの腰抜けに見えてきて腹が立ってきました。

なんか虚しくなってきたというか、憤りを覚えてきたというか…。

 

そもそも、ただ飲みに行くと聞いてきたら、いつの間にかラブホテルに一人で寝ているわけです。

予算も4000円程度かなとか貧乏リーマン的なこと考えたら全部で5万くらい飛んでます。

もう、イライラして全く寝付けませんでした。

起きている人が居ないか深夜の3時とかにtwitterで探しまくったのを覚えています。

ここら辺から私の考えが徐々に変わりはじめました。

 

 

返そうと思っていたお金でしたが、「もうええわ、よしのりにお金返す意味が分からなくなってきたわ......」てな状態に…

 

例えるなら、ロバになりかけていたピノキオを「食べちゃダメだよ」と優しく諭す女神のようだった私は、

ピノキオを使って儲けようとする「ストロンボリ 」のように醜く心は変化していきました。

 

そして、どこかで自分の「労を労ってほしい。」という承認欲求。

当人いずれかは何か意思表示を込めて「この部屋に来てほしい。」という希望。

この二つを、夜が明けるまでに、どこかで期待していたようです。

でも、そんな期待も叶わず。。。

 

 

気が付けば、時刻はもう朝7時。

 

電車も動き始めていたし、もう奴らが起きても良い頃合い…。

でも私は心に誓っていました。

 

何が起こるか分からないので、私はどちらかから連絡が来たら迎えに行く、

 

そして、迎えに行ったらそのまま即よしのりの車に乗って帰ろうとしていました。

(後に、「始発で帰れば良かったのに」と相談した友人に言われてそんな手段もあったのかと気付きました…。

初めはよしのりと来ていたので、なんか同じ道程で帰るべきとか、お金が減っている状況説明を本人にしないといけないとか、なんとなくそんなことをイメージしていてすぐ帰れませんでした。) 

 

そして待つこと1時間ほど。

よしのりから連絡が来ました。

よしのりLINE「あれ、〇〇(お兄)どこいったのー?」

 

なんか、、、白々しい笑

 

まあええわと、起床確認出来たのでまとめていた荷物を持ってすぐによしのり&ひとみの部屋に向かいました。 

よしのり&ひとみの部屋に戻ると…

 

部屋にはいると、電気も消えカーテンも閉め切ってて真っ暗です。

そして、ふとんがめちゃくちゃ乱れていました。

そして、無音。ただただ無音。

 

は?なんなんこれと思いながらも、よしのりに話しかけます。

 

お兄「よしのりー、朝だしもう行こうぜー」

よしのり「お、おうー。俺何があったが全然覚えてないんだけど...とりま寝かせてー…」

 

めちゃくちゃ眠そうにしているよしのり…。

飲みすぎて記憶飛んでるのか…?

そして嘘寝じゃなくてまだ眠いんか…?

 

と思ったのも束の間、私は見えてしまったのです。

 

 

薄明りから見えた、ベッドの下に捨てられている「コンドーム」のゴミが…。

 

 

確かに、同じ部屋に女性を置いてきたのは私です。

私なんですが、それは純情な乙女心を忖度したまでのことであって、

その絶対領域を超えるようなことは親友の居る手前、あってはならない、というかあるわけがないと思っていました。

 

それが、目の前で、現実で起こっていました。親友の居る目の前で。

正直、ここまで落ちたかと。幻滅です。

 

 

と同時に、自分がどれだけ損な役回りを担ってきていたのかようやく気付きました。

私は彼にとって、ただのデリヘルのボーイだったのでしょうか。いや介護サービスもついてます。

 

 

良く見ると、二人とも寝たふりをしつつもしっかりと2列になってふとんを深く被って寝ていて、、、

 

そして、ビビったんですが、、、二人とも裸でした。

幻滅どころではすみません。

アホかと。じゃあなんで俺に連絡したんやとw

 

もうだんだんギャグのように、笑えてきてしまって。

そこからはもう私の小さな復讐劇です。

 私の復讐劇(第三段階)

第一の復讐、二人裸なのを知っていながら電気をつけようとしました。

 

よしのり&ひとみ「やめろよー!!!眩しいんだよ!!!」

 

全力で電気を消されました。ほう記憶は消して電気まで消そうってか。

 

さっきはあんなによしのりに対して泣いていたひとみも中々のコンビ感。

2人とも出来てんじゃないのー?と思えるほど息が合う。いや出来てんのか。

なんか余計に孤独を感じて腹が立ちます。

 

 

第二の復讐、私はそこから一歩も部屋から出ないことを誓いましたw

これにより、こやつらはいつかは必ず布団を剥いで着替えなければなりません。

 

 

第三の復讐。非喫煙者のやつらの部屋でタバコを吸いました。

私は大学卒業と同時に完全に嫌煙家に近い存在となっていたのですが、色々吹っ切れたので、同じく嫌煙家であるよしのりの部屋でマルボロメンソールを吸いました。

 

真っ暗な中に、隙間明かりから映る白い煙。

 

これにはよしのりも堪えたようで、「分かった分かったもう出発するからあと10分だけ寝かせて!」との事。

 

仕方ない、それくらいの猶予はやろうと。

ベッドの端で座っていると、なんかもう色々と嫌気が差してきたので…

 

 

がむしゃらになって、ふとんを剥ごうとしました。笑

 

必死に阻止する2人。

疲れたので、何故か私も布団に入って3人横に並びました。笑

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

いや終われねえよ!

 

帰路に向かう一同

 

10分経ったところで、よしのりに10分経過を伝えると、子供のように物凄い速さで動き始めました。

服を素早く着て、歯磨きを素早く済ませ、トイレを済ませて準備完了。

 

ひとみさんの方も、何も見えずいつの間にか準備が出来ていました。←

そして退出。

 

そしてパーキングに行く手前で、ひとみさんを駅まで送り、別れを告げます。

ひとみさんは至って素直に対応。

そのまま駅まで帰っていきました。

 

 

さて、私とよしのりも車に乗り込み帰ろうかというところ。

しかし、その手前でよしのりが「飯が食いたい」と言い出します。

 

正直、俺はよしのりがもう気まずい対象になってしまい、中々話しづらい状況です。

尚且つ、よしのりからしてみればごっそり財布から金が減っていて、「なんでお前が出さないの?」と疑問になっている状態。

 

もう、お互い気まずくて早く帰りたくて仕方がありませんでした。

 

でも、飯が優先だと言い張るよしのりに渋々承諾。

でも私はお金がもうありません。

せめてカード決済可能の店が良いと言いましたが、近くで唯一空いていたのはカードが使えるか使えないかが微妙なラインの中華屋さん。

 

それ以外にお店は無く、仕方なくそこでラーメンを食べました。

そして見事に、現金のみで、再びよしのりに奢ってもらいました。。。(ここは本当に申し訳ない。)

 

 

その後、二人で帰ることとしました。

車の中で、お金がごっそりなかった経緯や、事の顛末をきちんと説明しました。

よしのりは笑っていましたが、時折見せる真顔が中々怖かったです。

途中、ボソっと「金降ろせば良かったじゃんw」と言われ、ビクっとなりましたが、

正直、手数料がかかるのでコンビニでは降ろしたくなかったんですw

それに一体いくら請求されるのかも分からず怖かったという節もあったと思います。

後先のお金での揉め事を想定して、うやむやにしたかったんだと思います。

 

そして、家まで送ってもらい、「ありがとう!今度返すわー!」と決まり文句のようなことを言い放って、私はそれからよしのりと会うことは二度と無くなりました。

 まとめ

あの事件からもうはや数年が経ちますが、今でも、お金を返すべきか迷っています。

でも、返すと言ってもどこからどこまでを?どんな形で?

そして私が謝るとすれば、何を謝るのか??

自分でも、よく分かっていません。

この自分に罪悪感が無いということこそが、問題なんだろうとは思います。

 

でも、いつかまた、昔みたいに親友のように戻り、一緒に酒でも飲みながら語り合えたらいいなあと思っています。

ただ、彼は酔っていたし悪気は有りません。むしろ悪気があるのは私の方だったんです。

 

実は私、人を嫌ったことがありません。人を憎むことはあっても、その人の良い面を見たりすると、嫌えなくなるのです。

今までの元カノや、離れていった友人を思い返しても、嫌うことは有りません。ただ、話をしなかったから距離が生まれただけです。

なので、よしのりのことはどんなに悪態をつかれても嫌いになれません。よしのりから連絡が来ることは数年経っても無いのですが、今でも親友で居たいと願います。

 

そんな彼よしのりも、去年に結婚を果たしました。(20代中半?位)

デキ婚のようです。そして、女癖は全く治っていないそうです。

奥さんが全く気付いていないのが幸いですが、今後が正直心配です。

 

 

それにしても、ああいうちゃらんぽらんな性格というのは女性を引き付ける何かがあるのでしょうね。

芸人のような、カウボーイのような感じですよね。どこかカッコいいのでしょう。

 

っま、私が女性だったら絶対付き合わないんですけどね、笑

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。