こんにちは!
タカラガイ博士こと、ハーマイお兄です。
鎌倉にある「由比ヶ浜海岸」、「材木座海岸」はサクラガイが取れることで有名です。
サクラガイに魅了されて遠方から移住してきた方もいらっしゃったほどです。
また2018年8月にはシロナガスクジラのオスが漂着し、マスコミにたくさん取り上げられた場所としても話題になりました。
今回は、そんな「由比ヶ浜海岸」はどんな所なのか?どうやっていくのか?サクラガイが本当に採れるのか?他にも取れる貝殻はどんなものなのか?トイレはどこにあるのか?
といった様々な情報を実際に行って調査してみました。
ちょっと長く書きすぎたので、サクラガイが取れたのかを確認したい方は目次から飛んじゃってください。笑
- 由比ヶ浜海岸とは?
- サクラガイとは?
- 由比ガ浜海岸へのルートは?実際に行ってみた
- 立て札は?注意事項は?
- 混雑状況は?ビーチコーマーはいる?
- 実際にサクラガイは取れるのか?
- サクラガイ以外の貝殻(タカラガイ含めた巻き貝、二枚貝)は取れるのか?
- トイレはどこにあるの?
- 由比ガ浜海岸の住所まとめ
- まとめ
由比ヶ浜海岸とは?
由比ヶ浜は、神奈川県の鎌倉市にある地域を表しており、そこの由比ヶ浜四丁目にある大きな海岸を「由比ヶ浜海岸」と呼んでいます。
全長約1kmととても広大であり、夏場は海水浴場として観光客で賑わいます。
真ん中に「なめり川」という川を挟んで隣にもう一つ「材木座海岸」という海岸も存在しますが、一般的には地名にもなった「由比ヶ浜海岸」の方が有名ですね。
由比ヶ浜海岸は、様々な音楽(小川コータ&とまそん、渡辺大地)や漫画(侵略!イカ娘、エルフェンリート)、映画(鎌倉ものがたり)作品にも多く登場しています。
(ちなみに私はエルフェンリートという漫画が好きです。笑)
また、1834年には歌川広重が描いた作品「由比ヶ濱」にも風景画として残っています。
今の由比ヶ浜と比べると、なめり川が当時は少し細かったんだね。
サクラガイとは?
続いて、サクラガイについて説明します。
「サクラガイ」は二枚貝の一種で、殻長が1~3cm、殻高が0.5~2cm程度とかなり小さな貝殻です。
色がピンクがかった桜色で大変綺麗なのですが、殻はとても薄いためにとても割れやすいです。
ピンク、いわゆる桜色が大半なのですが、中には赤みがかった紅色や、白色、オレンジ色のような個体も存在しています。
他にも似たような種類で「ベニガイ」や「カバザクラガイ」、「モモノハナガイ」といった同じような色合いの貝殻も存在しており、一般的にこれらを総称した貝殻を「サクラガイ」と呼んでいる場合もあります。
一般の方には桜色の貝殻=サクラガイとして認知されているためにカバザクラガイと言っても伝わらない事が多いことから、基本的に桜色の貝殻はサクラガイと呼べばいいと思います。笑
幸福と招くといわれることから御守としても使用されており、縁起の良いものとして古くから和歌でもしばしば登場しています。
音楽で有名な曲では昭和14年に「さくら貝の歌」というタイトルで 作詞:土屋 花情さん、作曲:八洲 秀章さんによって曲が制作されており、様々なアーティストの方にカバーされています。
由比ヶ浜海岸前に、実際に石碑として設立されていました。
昔から愛されている海岸ということが分かるね。
このように、サクラガイと由比ヶ浜海岸の関係は切っても切れない関係であり、時代を超えて人々に愛される存在であることが伺えますね。
由比ガ浜海岸へのルートは?実際に行ってみた
では、サクラガイが本当に今でも取れるのか、実際に行って確かめてきました
行き方は複数ありますが、私は電車で、一番早く着ける方法で向かいました。
鎌倉駅>>由比ヶ浜駅>>徒歩で由比ヶ浜海岸の順に向かいます。
まずは鎌倉駅から江ノ島電鉄にて由比ヶ浜駅へ向かいます。
由比ガ浜駅までは鎌倉駅からたったの二駅目でつきます。
時間はおおよそ3分です。
江ノ電は相変わらずレトロチックでお洒落ですね。
由比ヶ浜駅に着いたらここから約6分歩きます。
由比ヶ浜駅からのルートとしては
1.駅を降りて左(豊龍というお店側)へ進みます。
2.MIDO’Sというお店のある一つ目の小さな交差点を右に曲がります。
3.道なりに進み、松原庵という看板が見える分かれ道を左に進みます。
4.道なりに進み信号機が見えてきたらもうすぐです。
5.信号を渡り、関東ふれあいの道という看板の一番下に小さく「ここは由比ガ浜」と書いてあれば目の前が由比ヶ浜海岸です。
早歩きだったためか、5分で到着。とても簡単に来られてしまいました。
立て札は?注意事項は?
海岸に到着したら、立て札にある注意事項を必ず読むようにしましょう。
由比ガ浜海岸の注意事項は以下の通りです。主に津波に関する注意事項のようですね。
- 地震を感じたら、津波に注意(津波情報が出ていなくても、海面の変化に注意し異常が有ったら、すぐ海岸から遠ざかろう。)
- 正しい情報を聞き、素早く行動しよう。
- 津波は繰り返し襲ってくるので気を付けよう。
- 津波注意報が出たら、海水浴や釣りは危険なのでやめよう。
- 海水浴シーズン中では、監視所の放送や監視員の指示に従って行動しよう。
地震があった時や海面の変化があれば、素直に由比ヶ浜海岸から離れて様子を伺うようにしましょう。
混雑状況は?ビーチコーマーはいる?
行った日にちは2月11日の13時頃。海水浴シーズンではない寒い時期な上に、雪の予報だった日に向かったのですが、それでも数十名ほどの方が既に由比ヶ浜海岸にいらっしゃいました。
しかし、よくよく見るとカップルや犬を散歩させている人、外国人観光客など、あまりビーチコーミングを目的としていない方が多く見受けられました。
中には海藻打ち上げられた海草を取っているおじいさんもいらっしゃいました。
海藻めっちゃ落ちてる笑
こうして目視で確認すると、実際にビーチコーミングをされている方は10名程度、だとお見受けしました。
実際にサクラガイは取れるのか?
それでは砂浜へ行きいざ、ビーチコーミング開始!
と思ったのですが、浜を良く見ると貝殻のたまり場がまずほとんどありません。
通常は波に沿って打ち上げられた貝殻が並んでいることが多いのですが、この日は波とても穏やかで、打ち上げられる貝殻があまり多くありませんでした。
そして、貝殻もとても細かく、小さいです。
豆知識ですが、鎌倉の由比ヶ浜海岸、紀伊の和歌浦海岸、能登の増穂浦海岸は「日本小貝三大名所」として小さな貝殻が取れることで有名です。
その一つということもあってか、言われている通りあまり大きな貝殻は見つからず、小さな貝殻がちらほら落ちている、といった印象でした。
そのため、少しでも貯まっている小さな貝殻群を見つけては、そこを深く探して見つけていくことにしました。
サクラガイはとても小さく、薄い貝殻のため大変見つけにくいです。
また、タカラガイが特に好きな私はあまり二枚貝を拾った事が無く、サクラガイも同様実際に拾った経験がありませんでした。
経験のあると無しとでは取れる難易度がガラリと変わる印象です。
結局、初めは全く見つけることが出来ず…。
10分以上、腰を低く真下を向いて歩く私。
その姿はまるで腰が曲がったおじいさんのよう。
しばらく歩くと、近くにいたサングラスを掛けたビーチコーマーさんにいきなり話しかけられてビックリ。
「サクラガイは取れました?」
「え!?いやあ、全然ですねえ~」
「ほら。」
手を指し出してきて、受け取ったそこには「サクラガイ」と「ツノガイ(何故w)」の姿が…!?
「え!?いいんですか!?」
「うん、結構持ってるから。」
「ありがとうございます!!!」
そんなこんなで、人生初のサクラガイGETはまさかのビーチコーマーさんからの頂き物でした。
とても嬉しいのですが、少し複雑な気持ち。
その後、ビーチコーマーさんは色々な事を教えて下さいました。
・サクラガイは波が穏やかな日だとあまり取れないこと
・昔はスーパーの袋いっぱいにサクラガイが取れる日もあったこと
・サクラガイが好きすぎて移住された方が、特殊な樹脂を使ったサクラガイアクセサリー屋さんを経営なさっていること。
・カバザクラガイはここの近所に住む専門の方がほとんど取って行ってしまわれていること。
・ツノガイは連ねてアクセサリーにすると映えること
※あくまで下手なイメージ画像です※
良く見ると、そのビーチコーマーさんの耳には大きなサクラガイのピアスが!!
見た感じ若干お年を召されているように感じましたが、とてもお若い服装をされており、とってもロックなビーチコーマーさんでした。
ここで改めてお礼を申し上げます。サクラガイ、本当にありがとうございます。大切にします。
ビーチコーマーさんと別れた後、サクラガイがどんな物なのかをくみ取った私は落ち着いて慎重に、ゆっくりゆっくり、視野を低く見おろし、チェックしていくことに。
すると、、、
ありました!初サクラガイです!!
なんて綺麗な色合いでしょうか。
多少の光沢も残っており、万々歳です!
午前中も含めて沢山のビーチコーマーさんが通った場所だと思うのですが、やはり見落としている箇所も多いのでしょう。
その後もちょこちょことサクラガイを拾っていくことが出来、全て併せて20枚程のサクラガイをゲットすることが出来ました!!
サクラガイ以外の貝殻(タカラガイ含めた巻き貝、二枚貝)は取れるのか?
サクラガイ以外にも取れた巻き貝(タカラガイ)や二枚貝もありました。
タカラガイは大型の種類を取ることはかないませんでした。
取れたタカラガイはほぼ二つだけでした。
・メダカラガイ
・チャイロキヌタガイ
ですね。
この二種類は比較的どこの海岸でも見つける事の出来るタカラガイです。
巻き貝で他にはツメタガイやマツガイなど。
二枚貝では、アサリやハマグリなどを拾うことが出来ました。
タカラガイ以外興味無いんかw
トイレはどこにあるの?
トイレはそれぞれ…
・由比ヶ浜海岸の真ん中(先ほど駅から通ってきた立て札の下w)
・ぬめり川のすぐそば
・材木座海岸の真ん中
とそれぞれ常設されていました。
ちなみに真ん中の公衆トイレの前に「さくら貝の歌」の「歌碑」が設立されています。
今回は材木座海岸のトイレを利用させて頂くことに。
材木座海岸にあるトイレは、海水浴場にもなる場所でもあるためか中が比較的綺麗でした。
気になる臭いなどもほぼ無く大変良かったです。
何気にトイレからの眺めも良いですね。笑
由比ガ浜海岸の住所まとめ
住所:〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目4
全長:約1km
トイレの有無:公衆トイレ2か所常設
駐車場の有無:有(地下駐車場 9時~18時30分200円)
問い合わせ先:市民生活部観光課観光担当
電話番号:0467-61-3884
まとめ
如何でしたでしょうか?
長くなりましたが、今回は「『由比ヶ浜海岸』はどんな所なのか?どうやっていくのか?サクラガイが本当に採れるのか?他にも取れる貝殻はどんなものなのか?トイレはどこにあるのか?」といった様々な情報を実際に行って調査してきました。
是非参考にして頂き、サクラガイを採集してもらえたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。