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【辛口評価】アリスとテレスのまぼろし工場は分かりやすい愛と哲学

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上映開始の9月15日に見てきました。

岡田麿里さんの最新作。

『とらドラ!』『true tears』『花咲くいろは』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『凪のあすから』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』

などなど数多くの脚本に携わったスペシャリスト。

恋愛物や、感動物に定評がある印象ですね。

そしてアニメーション会社が「呪術廻戦」「進撃の巨人」のMAPPA様

ここはとりあえず神。最強。

 

 

予告の映像もきれいだったので、さっそく見てみることに。(本当はホーンテッドマンション見ようと思ってたなんて言えない…)

 

まだ見ていない方もいると思うので、初めに感想、その後にネタバレを入れて所感入れていきます。

 

あらすじ

菊入正宗14歳。彼は仲間達と、その日もいつものように過ごしていた。
すると窓から見える製鉄所が突然爆発し、空にひび割れができ、
しばらくすると何事もなかったように元に戻った。
しかし、元通りではなかった。この町から外に出る道は全て塞がれ、
さらに時までも止まり、永遠の冬に閉じ込められてしまったのだった。

https://maboroshi.movie

 

ネタバレなしで感想

・映像美のすばらしさ

良かった点でいえば、映像がどちゃくそきれい。

「君の名は」の映像美には衝撃的だったけど、最近は負けず劣らずきれいな作品ばかり。

キャラクターはあの花のような少し柔らかく幼い印象で可愛い。

 

・良くも悪くも「悪い人」がいない。

悪っぽい人は出てくるが、結局自らの正義を貫くために行っているので、まあ良い人なのだろう。

閉鎖的空間だけど、なんだんかんだ治安も良くみんないい人達だったと感じる。

 

・ストーリーはわかりやすい

ちゃんと話を聞けば、あーそういうことね、と全年齢向けな、わかりやすい話だったなーと感じる。

良く言えば、真面目でストレートな話だったかなー。

 

・恋愛の描写がクセ強い

こんな展開で発展するの!?というのらりくらりの主人公とヒロインの動き方。

ちなみに、ファーストキスは熱かった。なんかあまりにもリアリティがあって、

完全に忘れていた自分の高校の頃の記憶が思わず蘇った程である。

(14歳でディープすなと思いつつ(エヴァかよ))

 

 

ここからはネタバレで所感はさんでいきます。

辛口ありますので注意。

 

ネタバレつき辛口所感

・絵が綺麗だけど、ひねりがない。

もうこの一言に限る…。

ストーリーはわかりやすいと書きましたが、逆に単純すぎて、ひねりがなさすぎる。

エヴァみたいに意味不明すぎるのも困るけど、ここまで分かりやすすぎるのももう一度見ようとはならない。

我儘なんですよね。人間ってw

 

・全体的に中途半端

テーマは一貫して哲学的な恋愛かなーと思っているので、そこは良いのかもしれない。

けれどその過程で「君の名は」のような甘酸っぱい青春モノを強く織り交ぜ、

時が止まるエンドレスエイト的な要素も織り交ぜている。そして感情の起伏を禁ずるルール。

設定の聞こえはいいけど、全部中途半端。。。

世界のひび割れも、感情でひび割れる設定なんだけど、主人公が泣いてもひび割れないし(主人公補正?)

恋愛ももんのすごい真面目な純愛ものというわけではなく、のらりくらり。。

睦美と話すきっかけも、パンツ見せてからスタートやし!!

 

・伏線が中途半端?

最初に製鉄所が爆発した理由もよく分からない、初めのラジオシーンの伏線を流しても、終盤のラジオくらいしか伏線回収要素がない。

初めに流した重要なシーンがほとんど生かせられず、そのまま放置されている。

 

むつみ六罪…6つの罪は何があったの?

1つは子供を置き去りにしたこと…?あと5つは?いや多分ただのジョークなんだろうな。。。じゃあなんで言うたんや。。

 

終盤のタクシー内での飴ちゃんあげるくだり要る??甘いと実感して生きていると思わせたかったのか?

とにかく全年齢対象にしたいのかひねりをなくそうとしすぎて中途半端になってしまってる。

それなら銀魂みたいにギャグに全特化させたり、エルフェンリートみたいにグロに特化させた方がまだ見応えある。

 

君の名はみたいな奥深いストーリー性を持たせても良いだろうが、

なんであないにも中途半端なんだろう。

 

・幻側の説明不足

結局、主人公達正宗のいる世界は死んだのか?

死んだと言うより、幻というか夢というか、そんな感覚だろうけど、それごと消えた。

でも、五実はそれを実感し、記憶していた。

彼女だけが唯一の記憶を知る生き残り。

 

でも、その記憶が何にも生かし切れていない…

次につながる話になっているのなら、まだ面白い展開になるんだろうけど、

結局私ここで生まれたんだ、、、みたいに物思いに耽って終わる。

 

このくだりどっかであったなーと思ってたら、ブレードランナー2049に似ているなと。

夢に出てくる工場で隠した木彫りの馬が、実在していた記憶だった、的な。

ブレードランナーでは実はその記憶が別の人の記憶で、さらに面白い展開になるんだけれど、

こっちは結局生かせずにその人の自己満足で終わるという残念なオチ。

 

・哲学というズルい言葉

アリスとテレスというくらいなので、万学の祖、アリストテレスの名言がテーマなのだろう。

・何かを学ぶとき、実際にそれを行なうことによって我々は学ぶ

習うより慣れろ→あの世界に慣れろ?

 

・愛というものは、愛されることによりも、むしろ愛することに存する。

→愛することにこそ存在価値がある?

 

・感情の起伏があかんという設定の無茶

 

てか、正宗はめっちゃくちゃ感情左右されてますやん!

園部が消えてめっちゃ落ち込んだり、五実に呟きながら涙流してますやん!

なんで彼は消えへんの…?主人公補正?

感情は左右されていない程度の涙ってこと?よわ!

 

感情で左右されるのがNGなら、そもそも登校することがNGだし、みんな行動せずに家で待機しましょうが普通じゃないの?

ここら辺の設定に無茶がある。

総合評価

絵:☆5

ストーリー:☆3

感動要素:☆3

設定:☆2

 

総合評価:☆3

 

うーんやっぱり中途半端だとインパクトが薄い!!

何かに特化した作りにしてもらわないと印象が残らない。。

設定もやや無茶がある。

 

上映中のどうでもいい話

 

関係ないけど、人が少ないナイトショーを選んで、

更にわざわざ人気ない端から4番目くらいの席を選んだら、

 

なぜか私の隣に座る人が出現!!

 

いやなんでだよ!!!!!

 

若くて男か女かよくわからない中性的な顔で短髪。男かな?

でもスッカスカで席がめちゃくちゃ余ってる中でなんで私の隣座んねん!!!!!

ケンタッキーみたいなチキン食っててめちゃくちゃ匂うし!!腹減る!

 

いま物騒な事件多いので、もしかしたらいきなりナイフで刺されるんじゃとか色々勘ぐってしまって、

 

どうしても視界に入るので、途中まで全く映画に集中できなかった…。笑

コロナの一つ席外しの映画館に慣れると駄目ですね、ATフィールドが広くなっちゃう。

 

そして帰り際に友人が一言

 

「あの人女性だったよ」

 

 

 

 

うそん!!!!!!!!

 

 

 

おわり