今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんってどんな方ですか?
よくあるのは、「何でも買ってくれる優しいおじいちゃん」、「何でも話を聞いてくれるおばあちゃん」ですよね。
ウチのおじいちゃんはあまり優しかったという印象はありません。
周りの評判も、どちらかというとあまり良くなかったかもしれません。
ただおじいちゃんは一昨年に亡くなったのですが、号泣してしまったシーンがあり、
ふとその時を思い出してまた涙目になったので記事にしてみます。
ちなみに私は「じい」と呼んでいました。
忌引き休暇を取ったのでその確証についてもラスト載せておきます。
おじいちゃんについて
私のおじいちゃんはかなり真面目な性格で、とにかく仕事一筋だったそうです。
親曰くお金を持っていたはずなのに何も買ってもらえず、かなり厳しい人だったそうです。
私が小さかったころは、よく将棋を指してくれました。
ただ、定年退職から数年後に脳梗塞で倒れ、それからは何年も入院生活を送っていました。
始めはリハビリで歩くことも出来たのですが、徐々に体が麻痺していき、最後は喋ることも出来なくなっていました。
床ずれもひどくなり、見ていてとても辛そうだったのを覚えています。
私が小さい頃で一番覚えているのは、家族が庭で小さく花火をしていた時、
私はどうしてもこち亀のアニメが見たく、見終わってから向かおうと呑気に鑑賞していると、
おじいちゃんがふと突然現れて「せgrryhrふぁg!!!!!」と怒鳴られたことがあります。
脳梗塞であまり歩けない状態でしたが、健康状態だったら引っぱたかれていたと思います。
訃報
おじいちゃんの訃報の連絡が来たのは私が仕事中の時でした。
おじいちゃんが亡くなったと。
私は大阪で仕事をしていたため、実家の茨城はすぐには向かえません。
そのため忌引きの連絡をすぐに上司へ連絡しました。
当時の上司は厳しかったのですが、珍しく「そっか…了解。こっちのことは任せとけ。」と行かせてくれました。
手続きは事後申請として後で証明できるものを提示すれば良いそうです。
翌日、すぐに新幹線で東京、鈍行で茨城へ向かいました。
茨城には、関東鉄道「常総線」というかなりのローカル線があり、それでかなりの時間乗ります。
茨城の実家
おじいちゃんの家に着くと、おばあちゃんが出迎えてくれました。
到着してすぐおばあちゃんが一言「〇〇見てくれ、じーちゃんこんなんになっちまった。」と。おもわず吹き出しました。
おばあちゃんなりの和ませ方だったのでしょうか。
ちなみにおばあちゃんは、学級王ヤマザキのおばあちゃんに似てます。
目の前にはおじいちゃんのご遺体が。
棺桶に入っていない状態でびっくりしたのを覚えています。
その後は親戚が勢ぞろいし、色々な話に。
私は人見知りすぎてほとんど話が出来ず、申し訳ないなあと思いながらずっと口を合わせていました。
しばらくして一度解散。翌日にお葬式です。
葬式
葬式当日、
参列し、一番前の席に。
そして軽い説明の後、お経です。
千葉県民は大体「日蓮宗」ですが、茨城の実家では「浄土真宗」だったと思います。
戒名は〇〇〇〇と長い名前になっていました。
ちなみに戒名は長ければ長いほどお坊さんに渡す金額が上がります。
意外だったのは、お経を唱えたお坊さんがその戒名にした理由をきちんと説明下さったことです。
ぶっちゃけ地元のお坊さんはそんなこと言ってくれたことなかったような‥‥。
茨城のお坊さんだからなのか、浄土真宗の礼儀なのか、とても嬉しく思いました。
泣かされた
お経を唱えた後、棺にお花を添えます。
白いお花で、ユリか菊の花だったと思います。
1人ずつおじいちゃんに言葉とお花を添えていくのですが、
私は特に深くは考えず、ぼーっとしながら白い花を添えていました。
その後席に戻ってボーっと花を添えていく人々を見ていたのですが、
恐らく同じ職場の方でしょうか。
「〇〇ちゃん・・・」と悲しそうにおじいちゃんの頬をさすりながらボソッと言ったんです。
その瞬間、おじいちゃんが慕われていた意外な一面や、人が本当に悲しむ姿を見て、
涙が止まらなくなってしまったんです。
何か抑えられていた止め具が外れたかのように、ブレーキが効かない涙でした。
花を添えた後に棺を近しい身内で運ぶのですが、皆が見ている棺を持つのでめちゃくちゃ恥ずかしかったのを覚えています。
「おいおい〇〇が泣いてらあ!」とおばあちゃんにはめっちゃ笑われました。
ちなみにおばあちゃんは、性格も学級王ヤマザキのおばあちゃんに似てます。
火葬
その後、火葬をしている間に会食を行い、
火葬し終わって全員が一人ずつ収骨を行いました。
これは葬式あるあるなのかもしれませんが、
骨になったおじいちゃんはもう誰が誰だか全く分からず、
誰も泣いていなかったと思います。
骨上げ時、骨壺に入らないお骨はバキバキ砕くのですが、
私はどことなく腹立たしかったです。
最後にお墓へ行き、おじいちゃんのお骨をお墓の下(カロートという)にしまうのですが、
骨壺をそのまま入れるのかと思いきや、
いきなり骨壺に入れたお骨を傾けてガッサーとカロートに流しだしました。
いやマジかよと。
勢い強すぎて少し落としたりもして。いやマジかよと。
なんかこうはされたくないなって。
忌引きの確証
忌引きの確証については、
香典返しや会葬礼状で良いそうです。
私は会葬礼状で提出しました。
ちなみに私は四日お休みを頂けました。
終わりに
私のおじいちゃんについて、というよりは葬式時の思い出を語ってしまいましたが、、、笑
自分の今後の備忘録として残した面があります←
でも、やっぱり身内が亡くなるのは悲しいです。
父方母方の祖父はもういません。
おばあちゃんには、本当に本当に長生きしてほしいです。
さようなら、おじいちゃん。