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未と非と不と無の違いは何?中国語、英語も含めて考えると答えは意外と深かった。

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未 非 不 無の違いは何?中国語、英語も含めて考える

未知の無能、ハーマイお兄です。

私はすぐ物事をネガティブに、悲観的に捉える習性があるのですが、

以前、塾講師で国語の教科をしていた時にふと気になった熟語がありました。

 

「未公開」と「非公開」ってどっちも使う時があるのではないか?と。

株式においては、「未上場企業」「非上場企業」という言葉もあります。

 

そこで今回は、この「未」「非」など複雑な使い方をする文字についてちょっと気になって色々調べてみたので、ご紹介します。

 

未と非の違いについて

 

物事に対してネガティブに捉えるときに使う言葉は、「非」「未」ですが、これはどちらの意味が正しくてどちらが間違っているのでしょうか?

 

正解は、「どちらも正しい。」です。

 

違いを詳しく説明します。

未について

まず、「未」については、訓読みにすると「未だに」と使います。

辞書によると、「未だに」の言葉は「今になってもまだ。」「今もなお。」という意味が込められているようです。

 

この「未」という言葉は、センター試験の漢文でも良く出題される「再読文字」という特殊な文字に分類されています。

再読文字とは、漢文での訓読みとして読む際、二度読まれる文字のことです。

漢文での「未」の読み方は「未だ~ず」です。訳は「まだ~ない」という状態を示します。

 

中国語においても、未という一つの文字の中に「まだ…していない」という意味が含まれています。

 

これは英語で言えば「still」、「remain」といった単語が近いです。

「still」は「まだ」、「remain」は「依然として(今も変わらず)~のままである」という意味です。

 

つまり、未という文字だけで今~将来の間を意味していると考えて差し支えありません。

 

結論として、「未公開」という言葉の中には、「まだ公開はしていないけれど、いずれ公開するかもしれないよ。」

という意味が込められていると言えます。深いですね。

(でも、もっとすごいのはこれらを無意識的、潜在的に考えられている私たち日本人ですよ←)

 

非について

続いて「非」について説明します。

「非」は、訓読みがなく、「ヒ」という音読みのみ存在します。

 

 「非運」()と「不運」()という言葉もあります。

中国語においては「非」という文字のなかに副詞として「~しなければならない」という意味が込められています。

英語で言う「must」と同じですね。ここで日本語の「非」との差異が生まれています。

  

しかし、「未使用」という言葉はあっても、「非使用」という言葉は使いません。

「未完了」という言葉はあっても、「非完了」という言葉は使いません。

 

「未使用」は「使ったことがない」、これは正しい。

しかし「非使用」は「使ったことが無い」を表したいたいが、表せません。

使ったことが無いのであれば、それは「未使用」だからです。ややこし。

 

「未公開」と「非公開」なら分かりやすいですね。

「未公開」は「未だに公開されていない事。」

「非公開」は「これからも公開する予定が無いこと」を指しています。

 

「未」であれば可能性がありますが、「非」であれば未来永劫それは無いことを示しているというわけですね。

 

では、「非使用」に戻して考えると、どうでしょう?

「これからも使うことが無い」ことを表していますね。

言葉としては無くもないのですが、聞いたことがありません。

「これからも使うことが無いもの」を普段使っていないからでしょう。

 

しかし調べてみると、「非使用」という言葉、ありました。

iPhoneのOS「iOS11」以降から搭載された設定機能「非使用のAppを取り除く機能」です。

内容は、「いまは使っていないアプリから、プレイデータ等のキャッシュのみ残したまま削除する」機能のようです。

 

ただこれはおそらく、日本語訳にする時にどの言葉が最適か上手く表現できずに「非使用」という単語が使われたと推測します。

「『未使用』は使ったことが無いものを示すから違う。使用中のアプリでもない。それなら、『非使用』じゃね?」と決定づけられたと想像できます。

Appleも、この設定機能の日本語訳でかなり迷った事でしょう。

確かに説明がややこしいですもんねw

 

不について

続いて「不」という言葉、これが実に厄介です。

 

何故かというと、中国語の「不」は否定する言葉がとてつもなく多いからです。

 

・我不知(私は知らない。)

・我不是日本人(私は日本人ではない。)

 

中国では「不」は日常的に使うため、日本語以上に「不」を使います。

なんと動詞・形容詞・助動詞・副詞ほぼ全てに対して「不」のみで否定文が成立します。

 

つまり、中国では日常的に使うほぼ全ての言葉を「不」で否定することが出来ます。

 

しかし、日本の「不」は「未」、「非」、「無」の三種類の言葉が存在するために、ややこしく、複雑になっているのです。

 

小学校で良く出ましたよね、こういう接頭語(熟語の頭に入る文字)を当てはめる問題。

「()確認」「()健康」「()医療」「()添加」….

 

正解は「未確認」「不健康」「非医療」「無添加」ですね。

 

全てが否定文を表しているにも関わらず、接頭語が全て異なっています。

否定をしたい熟語があった場合、否定する文字が4つもある為馴染みの無い外国人などからしたら特に不便です。

 

無について

無は完全なる否定ですね。対義語も有だから、無。何もないから無。0。なーむー。

まとめ

 

このようにカテゴライズをしてきた日本だからこそ多様な文化を生み出すことが出来たと言えます。

 

しかしそれと同時に、日本語を余計難しくさせている一因でもあると言えるのではないでしょうか。

 

今日の授業はこれで終わります。

 

 

あ、、、無が適当すぎた←